さて、力まないに続いて『真っ直ぐ動かす』の項です。
あとついでに角度の許容範囲について。
ちなみに画像はFBにリンクする時に何か画像があると、見た目が映えますよ!と、アドバイスをいただきましたので、んじゃぁ〜なんか、ということで二胡解説系記事の時はこの画像を使います。
今後イチイチ使います〜!
話を戻して、この真っ直ぐというのが実は意外と難しい。
そして、角度の許容範囲とは…
二胡やバイオリンは同じ原理で音が鳴っています。
二胡では皮、バイオリンでは表面版が振動して音が鳴っています。
太鼓を叩いたら音が鳴る原理です。
皮が振動して音が鳴ると言うことは、その振動する幅が大きければ大きいほど、音が大きくなります。
そして、二胡もバイオリンもこの振動部へ振動を伝える役目が弦と駒です。
弦から振動板へ、振動を橋渡しする役割が駒です。
皮が振動する方向と同じ方向に、弦を振動させるのが、最も力が伝わりやすく効率の良い、太い音が出せるわけです。
弦を皮に対して直角に振動させれば良いわけなので、当然弓も皮に対して直角が理想です。
この時の直角で注意するのは、平面的な前後の直角だけじゃなく、前後と上下の立体的な、イヤ違った…3Dな直角を意識してください。
試しに弓の角度を皮に対して、直角に動かしたり、平行になるように動かしてみてください。
明らかに違います。平行に動かした時は音がとても細くなるのが分かると思います。
余談ですが、バイオリンは、弓の角度が表面版に対して直角にならない構造ですが、駒が振動の方向を変換できるように設計されています。
二胡も棹が邪魔をして、本当の直角というのはできません。
なので、ギリギリ棹に触るくらいの角度です。
触りすぎると、外弦ではギーってなっちゃうし、内弦では弓が弦に触れられなくなっちゃいます。
ここまでが前振りで、知識的な部分。
そして、弓のどの部分でも、その “可能な限りの直角” を常にキープし続ける。
特に最初はこれが難しいです。
人間の体は間接で円弧運動を描くようになっています。
弓を持って、肩の関節だけ動かしたら、弓を端まで弾いた場合、腕が背中の方に回るか、上に持ち上がってしまいます。
手首、肘、肩、上半身。
これらの関節をフルに使って、弓の根元でも、端っこでも、常に同一直線上を弓が走れるように練習します。
これは、知識だけではどうにもなりません。
何度も『確認』『修正』『刷り込み』の繰り返しです。
自分で真っ直ぐかどうか確認できない場合は、鏡を見たりします。
僕が前に住んでた家は横に広い鏡がなかったので、窓ガラスに写る姿を確認したりしながら練習してました。
そして今もないです!あ、威張っちゃいました(´Д` )
ちなみにゆくゆくは、わざと不効率な弓の角度も敢えて使ったり、それらを組み合わせたりして、音色に幅を出し、平面的ではなく、立体的で奥行きのある演奏構成もできるのが理想です。
が、まずは真っ直ぐができなければ、それらをコントロールするのも難しいです。
大人が楽器を習う上では、知識を先に入れる方が構築的で分かりやすかったりするので、知識も大切にしていますが、練習の定義として『確認』『修正』『刷り込み』だと思っています。
…KSS。
ボソッと言ってみる。
Pingback: 二胡:右手 – 弓の基本動作 – 速圧バランス
夜中なのに脱力系の人たちだ・・・・。
ああ、僕も2009年当時は、毎日のよーにカラオケで長弓の練習したっけなぁ・・・・。指に豆ができるぐらいに・・・。
あ、もう、豆ないんですけども!
>>船長さん
日記で書いてることがマジメなので、
コメントはふざけるのに良い機会だったりします(笑
KSSでYMDでしたか!?
さすがです!イヤ、SSGです!
えっ?でもMMNですか?
残念です〜(T_T)
はい!とにかく『力まない』こと!
何度も反復できそうな、
二胡解説用にはうってつけの写真ですね☆笑
>>馬場さん
そうですよ〜!
何度も反復しながら、時々写真を思いだして
吹き出してくださいね!
に〜にょ師匠、鼻の穴にすごく入ってます!
これも、確認、修正、すべり込ませ‥の繰り返しですね!
>>てんてん
に〜にょって懐かしい(^_^)
写真で入れてるのは人差し指だけど、
親指も入るんだぜ!
これらも地道なKSSのたまもので、
鼻の穴が拡がったんです。
ウソ(´Д` )