二胡:右手 – 弓の基本動作 – 速圧バランス

さて、久々の二胡解説系ブログです。
前に書いてから持ち越していた、弓を動かす速度と、弦への弓の圧力とのバランス。

鼻に指突っ込んでるよ〜

これは、二胡を弾いた時の基本的な音量を上げるのにも精通することです。
大きな音だけを鳴らすのが演奏の目的ではありません。
ゆくゆくは音量の大小、強弱をどう使い分けて、演奏に生命感を与えていくのか、平面的な演奏から立体的な演奏にするのかを見据えた上でも、第一歩として大きな音で弾けるようにすることは大事な要素です。

そして、特に始めたばかりの頃はギーッと鳴らしてしまうか、もしくはそれを恐れて、音が弱く細くなってしまうかのどちらかがほとんどなので、その意味でも。

弦を弓で擦って弾く、バイオリンや二胡のような擦弦楽器にとって音を鳴らすのに必要な要素は、以前の日記に書きました。→二胡:右手 – 弓の基本動作 – 真っ直ぐ

大きく音を鳴らすのには、皮の振動をより大きく揺らす必要があります。
したがって、弦も大きく揺らせられれば、皮も大きく振動します。

弦を大きく揺らすための要素は3つ。
●弓を使う量を長く(多く)する。
●弓を弾くスピードを速くする。
●弦に対する弓の圧力を上げる。
です。

1秒という時間の中で弓を10cm動かすのと50cm動かすのとでは、後者が使う量が多くなりますし、動かすスピードが速くなるので、最初の二つは比例すると言って良いでしょう。
そして、あとは圧力とのバランスですが、外弦なら外弦側、内弦なら内弦側にどれだけ圧をかけられた状態で動かせるか?がコワいですよね〜。
圧をかけてギーと鳴ってしまう場合、それは弓を動かすスピードが遅い場合です。
そのスピードで動かすなら圧力の方を下げないとですし、その圧力で弾きたい時はもっと速く動かさないとなのです。
あとは、どのくらいのスピードで弾けばギーッと鳴っちゃうのか鳴らないのか?という限界点を探っていきながら練習していきます。
何度も修正をしていくことで体が覚えていくワケです。

これは細い音で弾き続けていると、なかなか太い音が出せるようになりません。
最初はギーッと鳴ってしまっても仕方なし!という捉え方で、修正していく方法がイイと思っています。

あとは、前回の解説ブログでも書きましたが、力みで圧力だけはかかっているのに、動かすべき弓が止まってしまっているのもよく見ます。
これが完全に弓が止まっているなら音が鳴らないだけですむのですが、微妙にちょっとだけ動いてしまっている場合はギギギです。

そして先の臨界点、弦の硬さによっても変わってきます。
柔らかい弦の方がその分だけ、弓の圧力に負けてギーッと鳴ってしまいやすくなるわけです。
僕は音量が欲しいので、硬い弦を使っています。
柔らかい弦は優しい音で、ビブラートもかけやすくなるという利点はありますが、その分だけ皮への振動(衝撃)を吸収・緩衝しやすくもなります。
硬い弦は音も硬めになるので、自分の好きな音色、もしくは臨界バランスの弦を見つけるまでは色々試していくことも必要かも知れません(T_T)

逆に限りなく弱い音を出していく方も難しいです。
強い音の逆をやるのですが、詳細はいずれ。

力まないの項で触れた、
●脱力。
●弓を真っ直ぐ動かす。
●楽器に対して弓を動かす方向の、角度の許容範囲。
●弓の根元と端っこの力の加減。
●弓を動かす速度と、弦への弓の圧力とのバランス。

特に圧力はその性質上、力んでしまいやすいですが、圧のかけ方に、力に頼らない方法があります。
脱力です!
それはもうさすがに文章だとニュアンスが細かすぎて、捉え方によっては変な情報になりそうなのでお伝えしきれません。
ココが二胡のすっげーオイシイところなのに〜。

イヤ、だからこそ書かない方がイイのか !?
うぇへ(´Д` )


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3 Responses to 二胡:右手 – 弓の基本動作 – 速圧バランス

  1. Pingback: 二胡:右手 – 音色って何? – 2

  2. 生徒M says:

    ふむふむ。弓の極意ですね。私、練習せねば!

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