二胡:右手 – 滑らかさへの第一歩、切れない音

えっと〜…お久しぶりです。
解説ブログです。

鼻に指突っ込んでるよ〜

今日は “切れない音” についてです。
さて、音楽の中でイチバン存在感のある楽器ってなんでしょう?
それは、ひとの声です。

どの楽器もそれを目指したメロディーが奏でられるように弾き方を工夫しています。
人間が歌うことへの関心の高さが表れていますね。

歌詞のある歌はどんな民族でも、言葉の1単語、1文、1文節を話すように歌うのが普通です。
普通と言うより、特に意識をしなくてもそうなっていくのが自然という感覚。
皆さんカラオケで歌うことは楽しむために歌うと思いますが、言 葉の切 り方 を意識しな いですよね。
先の文では、わざと読みにくく言葉を切ってみました(笑

プロで歌っている方は、いかに言葉を届けるか?ということを考えて工夫なさっています。
さっきの変な言葉の切り方は問題外として、さらに届くには?ということを考えます。

言葉の 切り方を 意識して 切ってみても これは ちょっと 切りすぎ ですね。

今度は切りすぎないように、切ってみます。どうでしょう?

…まぁ、普通ですね。
文章では句読点が伝えるための重要な役割を果たしますが、歌詞のない旋律だけの器楽音楽の場合、先の文節を想定したメロディーラインを考えます。
それが一番自然に再現できやすいのが吹奏楽系の息を使う楽器だそうです。
一息でできるメロディーのフレーズが歌ってる感覚と同じ呼吸でできるからです。

ピアノやギターで音階を弾くとき、いかに音を切らさないで音階を美しく弾くか?が難しいと聞きます。
ギター経験者でしたが速いフレーズになると、次の音へいかに繋げるかがより難しいです。

弓奏楽器の場合で言えるのは、ボーイングを切り返す時が、フレーズの切れ目ではないと言うことに注意した方がイイです。
例外もありますがほとんどの場合が、1小節の中でボーイングは切り換えさせられる指示が楽譜に書かれていますが、歌もののメロディーのフレーズの場合、2〜4小節くらいが1フレーズの割合が多いです。

歌は口(呼吸)で奏でるのに対し、弓は手で、体で同じような力学を再現してあげてナンボです。
そして、よく見られるのが弓の端っこまで行ったときの音が切れやすくなります。
手が遠くなって弦に弓の力が及びにくくなるポイントです。
また、手が体から遠くなると、弓の速度が減速してしまい、音がなくなっていく原因でもあります。

か〜、え〜、る〜、の〜、う〜、た〜、が〜♪
より、
か〜〜え〜〜る〜〜の〜〜う〜〜た〜〜が〜〜♪
になるように切り返すギリギリまで、弓の端っこまでを意識してあげると、二胡のなめらかな音に一歩近づいていきますよ。

なんでも繋げることが大事と言うことではなく、繋げるべきところと、切るべきところをコントロールできることが大切です。
か〜〜え〜、る〜〜の〜〜う〜、た〜〜が〜♪ …ってゆー切れ方が美しいジャン!と思うかどうかは、また別の問題ですが(´Д` )
意識しないと、毎回弓が端っこまで行ったときに音が切れる原因になっている場合も見られます。
擦弦楽器はギターのような撥弦楽器と違い、弓を動かしている間中、音が継続できることが歌声に近づけられる特徴でもあるのです。

撥弦楽器でロングトーンを意識した奏法で、マンドリンによく見られるトレモロ奏法なんかもありますね。
逆に二胡では、わざと撥弦楽器のような音色を再現した、弾き出してすぐ減速する弓使いも面白い効果が出たりします。

二胡は人の声に近いと言われている楽器。
楽器の特徴を活かして、音が切れちゃうところは繋げる意識を持ってみてください。

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