二胡:右手 – 音色って何? – 5

今回はダイナミクスの重要性について書いていきます。
音色の変化について書くって前回は言いましたが、ダイナミクスをもう1回だけ掘り下げていきましょう。
前回にもちょっと書いたダイナミクスというのは、音量の大小差のことです。

前回記事は “二胡:右手 – 音色って何? – 4

鼻に指突っ込んでるよ〜

テルミン、と言う楽器を知ってますでしょうか?
最古の電子楽器と言われているそうですが、楽器に触れずに弾く楽器です。
僕もちょこっと体験させていただいたこともあります。

既にご存知の方は特に説明はいらないかと思いますが、知らない方のために改めて…
どうやって鳴らすかというと、楽器本体から2本のアンテナが伸びています。
このアンテナは1本が音程、もう一本が音量を変化させるためのセンサーです。
音程アンテナの方は近づけば近づくほど音が高くなります。
音量アンテナの方は近づけば近づくほど音が小さくなります。

と言うのを踏まえた上で、下の動画を見てみましょう〜!



サン・サーンスの『白鳥』ですが、注目すべきは左手で操作している音量です。
なんて繊細な演奏なんでしょう。
左手が静止状態を保っているところがほとんどありません。
静止している場合は敢えてそれを選択しています。

ちなみに僕が体験した時は、右手で音程を取ることに必死で、とても左手まで気を回せませんでした。
左右の手の役割は逆ですが、二胡でも同じことが言えますね!
最初の頃は左手の音程ばっかりに気を取られて、右手に意識が行かなかったですもん(^_^;)

テルミンを取り上げたのは、一音一音の中でも変化させるべきダイナミクスの重要性が、とっても視覚的に捕らえやすい楽器だからです。
ピアノやギターなどの減衰音を基本とする撥弦系の楽器と違って、常に音が出続ける楽器は、この変化の密度がとても重要になってきます。
もちろん撥弦楽器もダイナミクスの変化はとても重要ですが、意識するポイントが変わってきます。
吹奏楽器系はこの辺が歌うのに近い感覚でできるそうですが、弦楽器は手で同様に再現する必要性が出てきます。

二胡は弓を弾く速さは見て分かりますが、弦への弓の当て加減は見ただけでは分かりにくいところです。
わざと薄く弦に当てた状態でサーっと素早く弾くこともあります。
この場合は音量だけじゃなく、二胡そのものの音色も多少変わります。
音色の変化、次回こそ書きますよ〜。

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