二胡:右手 – 音色って何? – 6

今年のこたに二胡ソロ、2大イベントも終わりましたので二胡記事を再開しますです。
今回は音色の変化についてです。

前回記事は “二胡:右手 – 音色って何? – 5

鼻に指突っ込んでるよ〜

前回にテルミンを取り上げたのと同じように、二胡じゃない楽器から学ぶことはあるはず、と思って色々YouTubeを見るんです。
ギターでやってたことも応用できるんですよね。

二胡で弓に手の重みをかけてグワッと竹棹が曲がってる状態で弾くのを見たことありますか?
あれは弦に対する弓の圧力を上げて弦との摩擦抵抗を大きくして、音に重さや厚みを出しています。
反対に薄く当てつつ、上にフワッと軽く持ち上げるように(決して実際に持ち上げるのではなく)弾くと音も軽く薄くなります。
音量の大小差を出すのです。

そしてもう一つ、弦のどの場所で弾くか?によっての役割も果たしています。
弦の場所っていうのはどういうことかというと、弦楽器は全てそうなのですが、二胡で言うと千斤と駒の近くである弦の両端と、弦の真ん中の位置とでは張力が変わります。
両端はピンと張っている力の作用の大きいところですので、当然張力が強いです。
反対に真ん中は張力が緩いです。
張力の緩いところで弾こうとすると駒にしっかり振動を伝えきれず、細くなっていきます。
もっというと音色が線の細い感じに印象が変わってきます。
実際に琴筒から弓を浮かせて弾くと音がブリブリ言って、音にならないですね。
あれは弦の張力以上に弓の圧力がかかってしまっている状態で、音割れしてしまうんですね。
でも実際は弓をもの凄く薄く弦に当てることによって、筒から浮かしてもかなり小さな音ですが出すこともできます。
二胡だと弦への圧力加減が難しくなりますが、ギターだと面白い効果が顕著に見れます。



この方はカルロス・ボネルというクラシックギタリストです。
来日した時は僕もリサイタルを見に行きまして、表情の密度など、とても素晴らしかったです!
音楽の表情を作る右側に注目です。

実際は細かく弦の弾く場所を動かしたりしているのですが、0:39辺りで顕著に分かると思います。
音色の印象も変わるのが分かりますでしょうか?
ただ弱くなるのではないんですよね。
ギターは右端の方がブリッジ(二胡の駒と同じ役割)で、通常はサウンドホール右側の位置が右手の定位置です。

じゃあバイオリンやチェロなんかはどうなんだろうと思って、気にして見てみました。
やっぱりやってたんですね。



前述したように、二胡では大きな幅での上げ下げは、上に上げるとブリってなりやすいし、下には琴頭が邪魔をして限界があります。
パッと見ではわかりにくいですが、ほんの1cm前後の単位で、やっぱりやる方はやっています。

そんな風に動画を見つつ耳で感じてみると、新たな発見があるはずです。

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