二胡 – 左手の担う役割

前回は右手のことに触れたので、今日は左手。
左手って音階、音程、メロディーが主なところだけど、音(拍)の長さ=リズムも担っている。

でもまぁなんと言っても、いつまでも苦労するのが音程でしょうに!
ということで、リズムはまたにして、今日は音程のこと。

で、左手をテーマにしてるけど、音程を取る要素は考え得る限り3つ。

●耳
●左手のフォーム
●精度

なので、一番上の項は左手じゃなくて耳。
これが出来上がらないことには、下の2つもなかなか定まらない。
未経験者と音楽・楽器経験者では、ここのスタートラインが違う。
でも、この耳も続けるウチに出来上がってくる。
継続は力なりです。
僕も未経験者だったので、そりゃもうヒドイもんだったです。
開放弦弾いてみて…アレ?こんなはずじゃ…。
どこで外れたのかも分からなかったです。

そして、コレもポジション移動をしないうちに徹底的に耳を鍛えるってことをしようとすると、これが結構時間のかかることで、弾くのがイヤになってっちゃうので、僕は総合的・統括的にやりながら音程の違うところを指摘するようにしています。
…他の方はどうなんだろう?
徹底的にじゃないってだけで、ある程度に指摘はしないといけない。
なので、その為にもフォームの説明をする。
正しい正しくないというより、より合理的でラク〜な方法という意味で。

初心者の時に捉え方が難しいのが、中指の音程の位置。
開放弦から長三度(D調内弦で3の音)。
だいたいこの音が低くなる。
ここの取りやすいフォームを作れれば、後がすごいラク。
僕はこのフォームを指摘されなかったので、そこに自分で気づくのに、始めてから何年か経ってからだった。
ポジション移動もするようになった後だった。

気づいたのは賽馬のような速い曲をやるようになってから…クラシックギターをやってたお陰もあって、その時のフォームの応用ができた。
速く弾くためには速く指を動かす必要があって、それがどうしても間に合わない。
続けて練習しているうちに一番無駄のない動きで音程を押さえなきゃいけないことに気づいた。

なので、やっぱり初期の段階ではフォームはある程度気にしながら、固執しすぎずに(それを求めている人には別ですが)、やることが進んで行けば自然と合理的なところへ収束していく。
この “収束” という考え方は、実は色んなことに言い当てはめられる。
このことは、また別の機会に別の項で書こうと思うけど…なんか忘れそう〜〜。

そして精度。
こればっかりは練習しかないス〜。
耳で音が取れるようになって、ゆっくりな曲だったら弾きながらでも合わせられるけど、16分音符で指動かしたり、ポジション移動する時は、そのコンマ何秒かの間にジャストな音程が取れなかったとしても、もう修正のしようがない(T_T)
なので音程のズレを指摘する時に、それが耳の問題なのか、変なクセがついてる問題なのか、そのクセのまま、そのズレた音程に耳がなれて出来上がってしまったかの場合は、それを修正する。
毎回同じ運指パターンで、同じ指が同じように音程を外したりしてる場合は、だいたいこっちが原因。
それに対して精度が問題の場合、リピートするような曲で1回
目は外したけど、2回目は合ってた場合は、練習ですね〜!って言うんです。

で、この精度は、小さい頃からバイオリンを経験されてた方や、中国人演奏家の方には、到底僕なんかは及ばないです。
そこの練習に費やした絶対的な時間の量が桁違いです。
いやもうホント精度が高い!

前回の右手のこともですが、二胡を始めて1〜2年の人には難しいことも書いてるかも知れません。
大人で、しかも未経験者の方には、音楽を楽しめることと、技術的なことのバランスが必要だと思います。
二胡を弾くことの楽しさを味わえるポイントも人それぞれ。
そこを見極めて、誘導してあげるのか、見守って待つのか、バシッと行った方が良いのか、そこが講師の器だと思ってます。
これも、また別の機会で書きましょう。

また前回の右手のことや、左手の詳細も、挙げたポイントひとつひとつに関して、また書いていきます。

僕は僕で、練習頑張りますよ〜!
マリオやドラえもんをバシッと弾いて、楽しんでもらう為には、もっともっと精度を上げたいから。
それが僕の二胡との向き合い方、楽しみ方でもあります。

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