二胡 – 左手:音程と指の幅 – 2

良い案配で音程を取るための耳と指の幅、2回目です。
前回記事は二胡 – 左手:音程と指の幅 – 1

鼻に指突っ込んでるよ〜

音程を聞き分ける能力。
二胡を始める以前にどれだけ音楽に関わってきたかの経験で、この能力には人によって差異があります。
さすがに二胡をやろうという方の中で、僕は出会ったことありませんが、中にはドとレのどちらの方が音程が高いか判別できない方もいます。
しかし楽器未経験者の場合、自分の弾いてる音程が大体レは取れてるっぽいけど微妙になんか違う…けど、どう違うか分からない、という方がほとんどです。
僕もそうでした。

前回書いたのは、この耳の判別能力は鍛えられる、というものでした。
前回は、この耳が完全に出来上がってからじゃないと曲などは弾いちゃいけないのか?というとそうではないですよ〜と書きました。
補足しますと、色んなメロディーを弾くことで、色んな音程差のパターンを弾いて実践することでしか、判別能力は上がっていかないので、やはり曲(楽曲なり練習曲なり)で実践しながら上げていくしかないのです。

そして、この正しい音程というのを文章に書き表すことはできません。
僕がレッスンする上で先に伝えるのは「指摘しますよ」ということです。
ただし未経験者の場合、そこに固執しすぎると二胡を弾くこと自体が面白くなくなってしまうので、そのバランス加減は教える側にとって重要です。
しかし指摘をしないと、音程が合っていると勘違いしてしまい、音程が違っているという認識ができないので、いつまでたっても不安定になってしまいます。
耳を作って行く上で重要なのは “違うという認識をする” ということと “それを修正しようとする” という、この2点の繰り返しです。

で、ここまでが耳の問題。
これを未経験者が独学でやっていくのは、僕はとっても時間のかかってしまうことじゃないかと思っています。
よっぽどそれに気をつけた練習をしようとしない限り難しいと思いますが、調子笛や、チューナーに付いている音が出る機能を使って、一緒に音程を取る練習を繰り返していくことをしていけばいける気がします。
独学でそれを実践する方がいらっしゃったら、とっても素晴らしいと思います!ストイック!

そしてここからが指の幅の問題。
一音の音程差(長二度)は、弦上でどのくらいの幅があるのかを知っていくと、大体その幅に慣れて指が自然とその場所に置かれるようになってきます。
それでも最初の頃はなかなか精度が安定しません。
中級・上級の人に関して言えば、指の幅もですがポジション移動の安定精度にも言えることです。
そこに人それぞれの固有のクセがあり、大体同じパターンで出てくる音程を、同じように外してしまう状況をよく見ます。

これは耳を育んでいければ解決できるものでもありますが、左手のフォームを修正した方が、合理的にラクに精度が上がる場合が多いです。
ちなみにフォームはこちらの記事に6回シリーズで書きました。 → 二胡 – 左手:耳・左手のフォーム 1(第1ポジション)
これまで色んな生徒さんを見てきた中で、幾つかのタイプ別にカテゴライズできますので、次回はそのパターンを思いつく限り列挙してみようと思います。

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