二胡 – 左手:音程と指の幅 – 4

これから前回からの続きを書くのに、前回記事を読み返したところです。
前回を書いたのが1月だって…。
いかんですな…。

前回記事は二胡 – 左手:音程と指の幅 – 3

鼻に指突っ込んでるよ〜

ポジション移動した際のありがちな間違いパターン…でした。

このシリーズの最初に方にも書きましたが、なぜか人間は同じパターンでの間違いをしやすいのです。
人間の指やからだの関節、そして筋肉の、共通した使われ方というのがあるのでしょう。

●ポジション移動した後の、一二指の間隔が広い
人差し指で移動した音程は合っているのに、中指の音程を取る時に広げすぎてしまうパターンです。
これが音の高い、下のポジションになるほど顕著に現れます。
1ポジションでは、人差し指と中指の音階の幅を意識的に広げないと、中指の音程が低くなりやすいのですが、下のポジションでは、元々人差し指より中指の方が指の長さが長いため、今度はどれだけ中指の関節を曲げれば良い音程が取れるのかを探ってみてください。

●ポジション移動した後の、二三指、あるいは一三指の間隔が狭い
これは二三の指で全音差を、一三指では長三度を取る場合に起こりやすいパターンです。
前回記事のF調系でも書いたことからの派生で、左手のフォームがポジション移動した時に崩れてしまうことが原因です。
F調系の音程がラクに取れるフォームが定着したら、ポジションを移動する際にそのフォームのまま上下に移動できるようにします。

●薬指でポジション移動した後の中指の音程が高い
上記の逆運指パターンです。
薬指は大体が人類共通して感覚の弱い指、意識のしづらい指です。
僕自身もでしたし、色んな方を見てきて思うのは、薬指を制すれば音程の色々な大きな問題が解決できます。
薬指で移動する時、下にポジション移動する時も、上に移動する時も、二三指が全音を取らなければいけない時でも薬指が曲がってしまっています。
そうなるとその後の中指は必然的に薬指側に引っ張られて、音程が高くなります。
指だけで音程を追いかけずに、如何にポジション単位で移動できるか?がカギです。
ポジション単位というのは、薬指で移動した時に、人差し指の位置は、ちゃんと人差し指のあるべき音程を押さえる用意ができているかどうか?です。

●第3ポジション以降の音階で、5671は取れるけど、1765で音程が取れない
D調で外弦開放弦の1オクターブ上の位置、第3ポジションの5671(上点567と二重上点の1)を取る場合で運指を一二三四とする時、5671のような音階が上行する場合は、大体すでにある音感で何とか取れる方は多いのですが、1765のように下降する場合は最後の5の音が低くなってしまう場合が結構色んな方に見られます。
原因が2つあります。
1つ目は音感です。
上行型よりも下降型の方が音感が弱い場合が多いです。
第3ポジションの1765の植えてんの5と、開放弦の5とを良く聴き比べて調整してみてください。
これは指の幅に限らず、ポジション移動そのものの場合でも、下に移動するより、上がる時の方が音程が低くなりやすいのをよく見ます。
もう1つは、やっぱり手のフォームにあります。
最初に第3ポジションの上点5を人差し指で取る場合、その取り方が人差し指を下に伸ばすように弦を押さえてる場合は、5671で取れても1765で外れてしまいます。
その音を押さえるために、指で音程を探ってしまう場合によく起こるパターンです。
1ポジションの6を押さえる人差し指の形と同じフォームになるように、第3ポジションの5(上点)を押さえてください。
指先を伸ばしたり縮めたりで探らず、握る場所で音程を探れるようにしていきます。
人差し指は伸ばしたまま次の中指を押さえ、5671と辿って行けても、小指から1765と戻る場合に、下に伸ばして押さえたはずの人差し指が、上方向になぜか戻ってしまいます。
人間の無意識の感覚なんですね。
よく見られます。

久々の二胡解説記事だったので、気合い入って長めになっちゃいました。
これまで4回に渡って指の幅を書いてきました。
音程って文章で書くのとても難しかったです。
このテーマは大方書き終えたと思いますので、次のテーマを探したいと思います。

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