先生って呼ばれるようになって

最初は先生って呼ばれるのムチャクチャ痒かったです。
新卒でデザイン事務所に入り「デザイナーのこたにです〜」って言って名刺渡すのがはばかられた時のことを思い出しました。

教室イメージ写真

今では講師になって良かったと心から思います。

昔から内向的な性格でした。
心理学の本で読んだ記憶ですが、この内向と外向っていうのに2つの顔があって…
一つは社会的内向と外向。
もう一つは精神的(思考的)内向と外向。

僕は社会面では内向、精神面では外向と自覚します。
自分の思考はハッキリとした指向性があるのに、それを人間関係の中において撥弦…おっと発言できないタイプでした。
このタイプは、多分幼少時代はいじめられやすいタイプだと思いますね〜。

そんなヤツが講師になっちゃったんです。
二胡は教えるのですが、最初は遠慮して言えないこととか多かったです。

講師を始めたばかりの時は30すぎ。
生徒さんのほとんどが僕より年上なので、人生経験豊かな方たちと関わらせていただきき続ける中、人と接するということが日常になることで発言するということに慣れていったのです。
そして、一生懸命伝えようとすることを皆さんに汲んでいただく、分かりやすく説明できた時には感動までしていただき、喜んで感謝してもらえる。
逆に生徒さんを思い詰めさせてしまうことや、思わぬ行き違いで話がこじれたり…。
これらは本当に良い経験をさせてもらいました。

教えるのは二胡のことですが、人生のことは教わっている感じです。
持つべき誇りと、捨てるべきプライドの見分けが上手くなった気がしますし、発言できなかった頃に比べて、随分と生きやすくなりました。
ホントに人生救われた感じです。

いろんな人と関わることで、感謝することも、喜ばしいことも、楽しいことも、傷つくことも、辛い思いをすることも、全ての感情を教わります。
イヤ…そういうことって子供の頃から教わるものなんでしょうが、何せ内向だったもので…。
それと10代のそれ、20代のそれとは、全然意味が違いますよね。

生徒の皆さんが、それぞれの人生の中で占める二胡の比重は本当に人それぞれです。
それでも中には体調を崩された方がしばらくレッスンに来れず「先生に早く大好きな二胡を教わりたい!」と連絡してくださったのには、その方の背景はここでは触れませんが、事情が事情だっただけに思わず涙が溢れ出てきました。

たかが二胡というマイナーな楽器ですが、僕も大好きな二胡のおかげで、感動をあげられたり受け取ったりできる。
また、人間関係の接し方や話し方、対応の仕方など、ホントに勉強になる。
そんなことを心から信じている、40手前の青臭いおっさんです。
一生懸命伝えようとする努力を怠らないこと、これからも励んでいきたいと思います。

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