一般論としてバズる市場のニーズについて語るハウツーとか、言ってることはよく分かる〜渥美ツアー2日目は観光! 2025年6月8日(日)
渥美の民宿 “玉川” にて宿泊。
朝8:00の朝食。
うなぎや大アサリなどが名物で、前回来た時は打ち上げでココの食事をいただいき、とても美味しかった!
朝食はサケとご飯&味噌汁からして、もうとても美味しい。
食べた後は名古屋と渥美の2拠点生活をされている、主催のモスケさんご夫妻の畑へ。
畑を借りて今はサツマイモを育てているとのこと。
手作業で畑を耕すところから育てるところまでやっているのだそうで見に行った。
この日、これから行く予定の吉田園さんの野菜に感化されて、無農薬で作っているのだそう。
モスケさんご夫妻のお二人で手入れされた立派な畑で1枚。

モスケさんご夫妻の渥美別宅を後にして、渥美の海岸へ。
前回は山の上から海の絶景を見下ろしたが、今回は、その海にある石門へ。
天然の波で作られた石の門だそうだ。
なんだか原始的で幻想的な門だ。


石門の近くまで来て、三澤さんに撮っていただいた。
向こう側が見える!
その後、吉田園さんへ。
完全無農薬にこだわって作られている野菜は摘んだその場で、生で食べられる。
リンクを見ていただくと、その根幹の姿勢が伝わるのではないだろうか。
到着してすぐに、とうもろこしを生でいただいた。
甘い!美味い!


吉田園さんを後にして、吉田さんとモスケさんご夫妻、三澤さんと昼食に “いらご すなば” へ。
渥美の食事処は本当に食材が全部美味しい!

食事後モスケさんご夫妻と別れて、帰りの駅へ向かう。
途中吉田さんのご提案で、道途中にある菖蒲園へ。
ちょうど菖蒲の季節で、もうすぐ満開ピークだそう。
写真だと分かりにくいけど、辺り一面菖蒲の花が広がってとても綺麗!


菖蒲園を後に帰路へ。
主催の三澤さんに三河田原駅まで送っていただく。
さて、今回のツアー総括。
アカラは音楽的な深みを掘り下げることは、2人とも大好きだ。
JAZZのような即興演奏の技術ではない。
お客さんを盛り立て上げ尽くすようなエンターテイメントばかりでもない。
音楽通が唸る音楽や、分厚いサウンドで連れて行く音楽ではなく、リベルタンゴのようなレパートリーで当然メリハリも大事にしてるけど、真骨頂は薄く白い背景の中に一筆書きのような素朴な音の中にある、何か芯が一本ドッシリとあるもの…だと思っている。
しかしそれは、2人ともそれについて考えること、作ることが好きで得意で、それらを多くの人に知ってもらうことを考えて実行するのが得意ではなく、むしろそこに時間を費やし過ぎるべきではないと考えている節さえある。
しかし現実的に世の中で経済的に音楽を循環させて大成しているミュージシャンは、どちらかというと広げることに労力をかけている。
もしくは、若い時に大人のビジネス感覚に基づいた大人に見出されて、広げることとパフォーマンスすることを人的な役割分担で大成して行くアーティストか。
そしてありがたいことに、アカラのパフォーマンスを信じてくださり、今回のような企画を立ててくださる方たちがいて、お越しくださる方たちがいる。
自分たちで広報活動に勤しむことも大事で、その上で伝手のない遠方で演奏することは、企画して広げてくださって、お越しくださる方がいらっしゃるからこそ成立することができる。
ビジネス書や、昨今のweb広告、ハウツー動画でよく見かけるのは、自分のこだわりを持ち過ぎることは市場のニーズに合ってないことになる…というもの。
そしてそれは生産性において…という意味でとてもよく分かり、生きて行くため、生活をして行くためには、労働の対価としてニーズに応えることが重要なのはとてもよく分かる。
吉田園さんや、昨日の保美豚の吉田畜産さんがこだわった先にある、決して多くはないかもだけど(多いのかもしれない)、それを必要としてくださる人もいて、生産性だけを追い求めるのではなく、そのこだわりとニーズの共通項が必ずあることを信じて疑わない姿を見ると、僕自身とても救われるのだ。
主催のモスケさんご夫妻、三澤さんも、吉田園さんの姿勢に感銘を受けられて、渥美との2拠点を行き来されるようになったのだとか。
そしてモスケさん、三澤さん、吉田園さんや吉田畜産の皆さんとお話しさせていただく中で、そのこだわることそのものに楽しさを感じて、そのために生を全うしているのだなぁと思うのだ。
そんな方達が、アカラの音楽的な方向性やこだわりに共感してくださるのが素直にとっても嬉しい。
同じ音楽の中でさえ、目指す方向やこだわる部分が違う人からの意見が参考にできないことが稀にある。
こだわる世界は違えど、楽しむためにこだわることは、生きてることそのものなんだ。
とは言え、バズるとかは心理的なことを上手く突っつく要素もあると思うので、そこを勉強するのは大事だと思う。
そんなことを改めて思い返した、今回の渥美ツアーだった。
作りかけの曲、早く作り込みたい。
関わってくださった皆さま、大変お世話になりました!
ありがとうございました!
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