『明日へ』MVやっとできた 2022年10月30日(日)
何年前からだろう?
ずっと作りたいと思っていたことが、ここでやっと1つ形にできました。
ゼロカラコンピで新人賞をいただいた新曲『明日へ』のMVが完成しました。
曲作りから、MVのアイデア、脚本、編集までひとりで手がけたオリジナル作品です。
最初は別の曲で、イラストまで自分で描く動画を今年に入って製作しているさなかでしたが、こちらもこれから進める予定です。
今年の夏になってから予定を少し変更して、この曲でそれの第1弾として製作できたのは、タイミングと時代による恩恵が大きいです。
時代による恩恵とは、今年の夏辺りからネットニュースで取り上げられるようになって知った画像生成AIの誕生です。
既にいくつかのサービスがありますが、その中で “Midjourney” というサービスを使用しました。
ずっとやりたかったことの実現、つまり自作の曲に自分で絵を描く動画製作の実現が1番難しかったのは、絵にかかる時間がかかり過ぎてしまうことでした。
それでも描いていこうと取り組んでいたところに、画像生成AIの存在を知って「コレは!」と飛びつきました。
シナリオを書き、それに準じて必要なシーンのために絵の指示を書けばAIが絵を描き出してくれる。
昨年どころか、今年の半ばまでは自分で時間かけてでもやろうとしてたことが、すぐ手が届くところにそれが実現できる時代がやってきた…ということに本当に時の流れの凄さを感じます。
そしてタイミングというのはゼロカラコンピです。
ゼロカラコンピついては以前の日記にて。
この曲は元々今年の初めに、作曲とコードアレンジまで作っていたものでした。
そして今回のコンピレーションアルバム企画で募集されたテーマが “夢” でした。
そのテーマにピッタリハマってて、すぐにこの曲のことが頭に浮かび、これを完成まで仕上げ応募しようと思いいたったのです。
その中で1番苦労もしたし、楽しくもあったのはピアノの打ち込みでした。
ピアノの打ち込みを、ピアノ譜面で書けるくらい細かに決めて作ったのは、この曲が初めてでした。
アカラで『アートにエールを!』の時に打ち込んだピアノの比ではないです。
いつもは大体コードまでつけて、ボイシングやオブリのフレーズなどは相談しながらもピアニストさん任せでしたが、音源という完成形まで持っていくにあたって、音符もベロシティ(強弱)もマウスでカチカチ一つひとつ打ち込んでいきました。
今年の教室の発表会で、ピアニストの穂積先生にこの曲の伴奏を弾いていただくにあたって、打ち込んだmidiデータをそのまま穂積さんに渡しました。
僕だと右手と左手の配分とかわからないので。。
で、1番懸念してたのが、打ち込んだ譜面は本当に生演奏で再現可能なのか?ピアノの音符のあり方としてあり得ないモノなのかもわからなかったことでした。
いただいたお返事として、ピアノでちゃんと弾けるものになっている…クラシックのワリとしっかりした曲くらい難しいけど…とのことでした。
それを聞いて安心しましたが、穂積さん…そんな曲を弾いていただいてありがとうございました。
動画の編集自体は最後の追い込み2日間で。
シナリオは9月には仕上げ、そのシナリオを元にMidjourneyで絵を描き出すのは、10月の教室の発表会が終わってから取り組みました。
途中パソコンが壊れてしまい修理に出すも、スマホで描き出し作業は続行。
自分で描くよりは断然早いと言っても、必要枚数を描き出すのはなんだかんだで時間はかかりました。
1週間ちょっとで全ての絵を描き出し、素材を全て揃えてからの動画編集。
睡眠時間削りながらも昨日でいったん形にできましたが、それをプレビューしてみたら…文字が多い!
曲という情報と、映像という情報もありながら、この文字数は、文字を読むことだけにアタマの全部を使っちゃう!
これは半分くらい減らさないと観れるレベルにないぞと思い、削る作業を決行することにしました。
今月の週末まで(今日)には絶対動画アップすると決めてたので、今日の仕事合間の空き時間でなんとか半分以上を削り、なんとか間に合いました。
この辺の文字数の感覚は、そういう作業をしてみないと身につかない感覚だったなぁ。
何年か越しの目標が達成できたので、今は感無量ですが、重要なのはこれを続けていくことだと思っています。
これをやろうと思い至ったのは、スルーされやすいインスト曲の視聴率と視聴維持率を上げるには?と思いついたのが、曲にまつわるストーリーも作って見せる…というものだったのです。
1曲で終わらず、これからも自分のやりたいこととして自分の好きな “創造する” ということを一つひとつ全力で取り組んでいきたいです。
何よりこの “明日へ” は、それをテーマに作ったのだから。
また、この手法がオリジナル曲の視聴率を上げるものかどうかを検証もしないとですし、取る手法だけでなく、内容もトライアンドエラーを繰り返していく必要があると思います。
ここがこれからのスタートだと思って、歩みを進めていきたいと思います。
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